2025年度から新ケース研修が始まりました!主な違いをまとめました

2025年度より、ITコーディネータ資格取得のためのケース研修が、最新のプロセスガイドライン(PGL Ver.4.0)に対応した内容へと改訂されました。
当NPOでは、これまでPGLの編纂やケース研修の構築に携わってきたインストラクターが指導にあたります。PGLとケース研修の変遷を深く理解している講師陣による、実践的かつわかりやすい研修をご提供しています。

これまでのバージョン(V3.x)では、経営計画の立案から組織の実情に応じたIT導入・活用支援という「ITコーディネータとしての支援活動の流れ」が基本でしたが、新版(V4.0)ではこの流れを踏襲しつつ、「顧客価値の追求」「持続的成長」「BizDevOps(ビジネス・開発・運用の連携)」といった視点が取り入れられました。

さらに今回の改訂では、プロセスを一度きりの流れとして捉えるのではなく、「サイクル」という概念を重視し、継続的な価値創出を可能にするアプローチが中心となっています。たとえば、生成AIやIoTを活用した仮説検証(PoC)や、ITベンダーに依存せずにクラウド等を活用しながら自社で開発・改善を進めていく流れなど、まさにBizDevOpsを体現するような実践が求められています。これは、「経営とITをつなぐ」というITコーディネータ本来の役割をより強化し、変化の激しいVUCA時代に対応するための実践的な支援力を育むものです。

当NPOでは、こうした新しい観点を丁寧に解説しながら、初めての方にも理解しやすい形で研修を進めてまいります。